Letter 宇宙:がか座β星の中赤外線画像と中心部の円盤における微惑星衝突に考えられる役割 2005年1月13日 Nature 433, 7022 doi: 10.1038/nature03255 ダストによって散乱された可視領域の恒星光について観測すると、スペクトル型A5Vのがか座β星(距離19.3パーセク)を取り巻いているほとんど真横を向いたダストの円盤は、この中心星から1,450 AUより遠くへ広がっている。その大規模な複雑性は非常に特徴的であるものの、円盤中心部の約200 AUの領域の詳細な構造はよく分かっていなかった。この領域は特に興味深い。なぜなら、星の1,000万〜2,000万年の寿命の間、そこで惑星が形成されている可能性があり、おそらくその結果として大規模な主円盤に対して4.6度の傾きが観測され、最内縁の塵が部分的に除去されているからである。中心部の円盤の特異性(おそらく惑星の存在にも関係している)は、「両翼」の輝度における非対称性であり、南西の翼が北東の翼よりも12マイクロメートルの波長域でより明るく広がっている。本論文では、中心部の円盤の熱赤外画像を示す。これらの画像からは、輝度の非対称性が明るい塊の存在に起因し、この塊が円盤内の他の場所のダストとは大きさの異なる可能性のある粒子から構成されていることが示唆される。この塊は、共鳴によって捕獲された微惑星の衝突による粉砕、もしくは微惑星の激しい破壊の結果であると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る