Letter 植物科学:ブラシノステロイドは植物受容体キナーゼBRI1の細胞外ドメインに結合する 2005年1月13日 Nature 433, 7022 doi: 10.1038/nature03227 動物も植物も、成長および発生時にステロイドをシグナル伝達物質として利用している。動物のステロイドは主に、転写因子である核内受容体スーパーファミリーによって認識される。植物では、細胞膜に局在するロイシンに富む反復配列(LRR)を持つ受容体型キナーゼBRI1が、ブラシノステロイドの受容体複合体に不可欠な因子である。今回、最も生理活性の強いブラシノステロイドであるブラシノライドの生合成前駆体であるカスタステロンをビオチンで標識した光アフィニティープローブ(BPCS)を用いて、活性型ブラシノステロイドがBRI1と直接結合することを示す初めての証拠を得た。BPCS、3H標識ブラシノライド、遺伝子組換え発現したBRI1断片を用いた結合実験の結果、ブラシノステロイドの最小結合ドメインが、BRI1の細胞外ドメインのLRR21とLRR22の間に位置する70アミノ酸アイランドドメイン(ID)と、そのカルボキシ末端側に隣接するLRR(ID-LRR22)であることがわかった。今回の結果は、 ブラシノステロイドがBRI1の細胞外ドメイン内の94のアミノ酸からなるID-LRR22と直接結合することを示しており、またステロイドホルモンに対する新しい結合ドメインの存在を示す。 Full Text PDF 目次へ戻る