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考古学:フォーゲルヘルトで出土した人骨の測定年代値は意外なほど新しい

Nature 430, 6996 doi: 10.1038/nature02690

ドイツ南西部のシュヴェービッシュ・アルプ地方にあるフォーゲルヘルト洞窟で見つかった人骨は、現在のところ、オーリニャック文化初期の人工遺物を製作したのは現生人類だったことを示す第一級の証拠だとみなされている。しかし我々が今回、フォーゲルヘルトで出土した重要な人骨化石すべてについて放射性炭素年代測定を施したところ、これらの人骨は実際に放射性炭素年代で現在から5,000〜3,900年前の新石器時代後期のものであることがわかった。まだ多くの疑問が残るものの、今回得られた結果は、現生人類が早い段階にドナウ川上流域へ移住したとする「ドナウ川回廊説」をぐらつかせるものであり、また、後期旧石器時代の文化形質の発達にはネアンデルタール人が少なからぬ寄与をし、これに現生人類の到来は関わっていなかった可能性があるとする説を補強するものである。

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