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生化学:3'-RNAプロセシング因子によるRNAポリメラーゼIIカルボキシ末端ドメインの認識

Nature 430, 6996 doi: 10.1038/nature02679

転写の間、RNAポリメラーゼ(Pol)IIは真核生物のメッセンジャーRNAを合成する。転写と同時にPol IIのカルボキシ末端ドメイン(CTD)によるRNAプロセシングが起きる。このドメインはTyr 1-Ser 2-Pro 3-Thr 4-Ser 5-Pro 6-Ser 7という配列の最大52回の繰り返しから成る。リン酸化されると、CTDはタンパク質Pcf11とNrd1に存在する保存されたCTD-相互作用ドメイン(CID)に強く結合する。このPcf11とNrd1は、それぞれポリアデニル化依存性および非依存性3'-RNAプロセシングに必須で、進化的に保存された因子である。本研究で我々は、Ser 2がリン酸化されたCTDペプチドがPcf11のCIDドメインに結合した構造を示す。CTDモチーフのSer 2-Pro 3-Thr 4-Ser 5はβ-ターンを形成し、CIDドメインの保存されている溝に結合する。Ser 2リン酸基はCIDドメインと直接は接触しないが、水素結合を1つ追加することでβ-ターンを安定化するので間接的に認識される可能性がある。ペプチド構造の繰り返しにより、CTDのコンパクトなβ-らせんモデルが出来る。このモデルから、mRNA転写プロセシングのサイクルにおいて、CTDのコンパクトならせん領域はリン酸化依存的に解けたり再形成されたりすることが示唆される。

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