Article 地球:全球プレート運動とマントル流の修正モデルによるハワイ−天皇海山列の位置の予測 2004年7月8日 Nature 430, 6996 doi: 10.1038/nature02660 ハワイ−天皇海山列の屈曲は、約4,700万年前に太平洋プレート運動が変化した結果現れた顕著な特徴であると考えるのが一般的である。しかしながら、全球のプレート運動の再現からはこの屈曲を予測できない。本論文では、ハワイ−天皇海山列の形状と他のホットスポットの軌跡が、全球のプレート運動をプレート内変形および全球のマントル流によるねじれに起因するホットスポットプリュームの運動と結びつけると説明できることを示す。全球のマントル流モデルはハワイホットスポットが南向きに動くことを予測している。このような動きと南極を通して太平洋プレートとアフリカプレートを関連させたプレート運動の再現を組み合わせると、屈曲が始まった時から後のハワイの軌跡を正しく予測できるが、それ以前の海山列が西側に行きすぎてしまう。しかし、オーストラリアとロードハウ海膨を通したプレート運動の再現をその代わりに用いると、6,500万年前までさかのぼって屈曲も含めて軌跡を正しく予測できる。この二つの予測の違いは、これまで考慮されなかったか、あるいは海底に記録されていないプレート内変形の効果を示している。残っている6,500万年より以前の不一致は同じような大きさのプレート内変形がさらに起こっていたためと考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る