Letter 地球:1993年パークフィールド非地震性変化に関連した地震学的散乱体の移動 2003年12月4日 Nature 426, 6966 doi: 10.1038/nature02151 断層内で時間変化にともなって変形する場は、特に地震が発生する深さにおいては、断層のふるまいとその地震発生との関係を理解するために重要である。しかし実験室における研究では以前から地殻の破砕についての性質などの構造的な変化は地震学的に検出可能であることが示唆されていたにもかかわらず、このような時間変化を検出することは非常に困難だった。本論文では、そのような構造的な変化が実際に観測可能であるという証拠を提示する。特に、1987-97年の10年間にわたりサンアンドレアス断層のパークフィールド部分で繰り返し起きた微小地震の地震記録に系統的な時間変化があることを発見した。我々の解析は、深さ約3kmの断層帯内に存在すると考えられる散乱体の位置が10 mのオーダーで変化したことを明らかにしている。散乱体の動きは、すでに多くの観測により報告されている非地震的な変化(変形)の開始と時空間的に一致している。このような構造の変化は、流体に満たされた割れ目内で応力により流体の再配分が変形によって起きた結果であると考えられる。 Full Text PDF 目次へ戻る