Article 宇宙:宇宙:熱的トルクによる小惑星の自転ベクトルの整列 2003年9月11日 Nature 425, 6954 doi: 10.1038/nature01948 衝突は、小惑星の自転を変える支配的な過程であると考えられてきたが、小惑星のコロニス族の最近の観測は、これが正しくない可能性があることを示唆している。これらの小惑星は、数十億年前に破壊的な衝突によって形成され、この期間に、連続した衝突のせいで小惑星の自転軸はほとんど無秩序となり、自転速度はマクスウェル分布に従うようになったはずである。しかし、コロニス族で順行自転するメンバーは、おおむね一様な周期(7.5?9.5時間)と、42度から50度の間の傾斜角を持つ一方で、逆行自転するメンバーは、154度から169度の間の傾斜角と、5時間未満または13時間超の周期を持つことが観測された。本論文では、これらの無秩序でない配向と自転速度が、太陽による加熱差によって生じる「熱的トルク」によって説明でき、熱的トルクが時間とともに自転状態を変えることを示す。いくつかの場合には、小惑星は、自転-軌道共鳴に捕捉されるようになる。我々の結果は、直径40km未満の小惑星の自転状態(およびおそらく形状)の変化において、熱的トルクが衝突よりも重要である可能性を示唆する。 Full Text PDF 目次へ戻る