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系統分類:ニュージーランドの絶滅したオオモア類では雌が雄よりはるかに大きかった

Nature 425, 6954 doi: 10.1038/nature01871

平胸類のモア(鳥綱モア目)は、およそ500年前に絶滅するまでニュージーランドの生物相を優占していた、巨大化して地上をゆっくり歩く選択的枝葉採食鳥類で、体重は最大で250 kgにもなった。第四紀の化石記録が膨大にあるにもかかわらず、モアの系統分類はまだ確定しておらず、現在のところ11種が確認されている。オオモア属(Dinornis)の3種はニュージーランド各地で見つかっており、これらは体高(1?2 m)や体重(約34?242 kg)に著しい差がある。古代のミトコンドリアDNA配列から意外にも、これらの3種は北島と南島の各島内では遺伝的に区別できないことがわかったが、北島と南島のクレードは別になった。我々は今回、絶滅した1種から初めて採取した伴性遺伝する核内塩基配列を使い、南北各島で形態から3種に分けられていた標本群が実際にはすべて1つの種であること、また、それらの大きさは性別や生息場所によって著しく差があったことを示す。このオオモアの場合、雌の体サイズが極端に大きい性的二形が見られ、最大級の雌では体重が最大級の雄の約280%、高さが約150%で、鳥類や陸上哺乳類にこうした例は他にない。分子解析データと古生物学データを併用した今回の成果から、たとえ詳細な化石記録があっても絶滅した生物分類群の解析は極めて困難であることがはっきりわかる。

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