Letter 宇宙:2003年3月29日のγ線バーストに付随した非常に高エネルギーの超新星 2003年6月19日 Nature 423, 6942 doi: 10.1038/nature01750 γ線バーストはすべての天体の爆発の中で最も明るいものであるが、過去5年間にわたって、長時間(>2秒)のGRBは、我々の宇宙での大質量星の崩壊を示すものである、という証拠が積み上げられてきた。この証拠は最初、1つの典型的ではないGRBがほぼ確実に超新星に付随していたということに基づいていた。しかし現在では、GRBが遠くの銀河の大質量星の形成領域で起きていること、いくつかのバーストの可視光の残光の光度曲線に、超新星の光度曲線のような「隆起」が見られること、いくつかのX線の残光のスペクトルに新しく合成された元素のスペクトル線が観測されたことなどが根拠とされている。まだ決定的に示されてはいないが、これらの観測は、長時間のGRBが、大質量星の死に関係しており、おそらくその中心部の崩壊に起因しているという見解を支持する。本論文では、ハイパーノバすなわち非常に高エネルギーの超新星が赤方偏移z=0.1685で時間的にも空間的にもGRBと一致したという証拠を報告する。超新星爆発は、GRBの数日以内に起きたことを示しており、そのことは、星の中心部の崩壊現象がGRBを引き起こし得ることを強く示唆し、「崩壊星」モデルを支持する。 Full Text PDF 目次へ戻る