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神経:単一ニューロンの活動を選択的に抑制したときに起こるシナプス可塑性の複数の形

Nature 420, 6914 doi: 10.1038/nature01242

中枢神経系での神経活動はシナプスの長期的な調節を引き起こすが、その規則は十分にわかっているとはいえない。競争の規則あるいは活動相関に基づいた規則は、シナプスの局所的な調節を生み出すが、ホメオスタシスによる調節は、ニューロン全体でのシナプス強度の変化を起こし、安定化を促進する。中枢神経系シナプスでのこれらの規則についての研究は、一般にニューロンの集団での活動を操作する実験によるものである。この論文では、活動中の海馬ニューロンのネットワーク内にある単一ニューロンの興奮性を、内向き整流性カリウムチャネルを過剰発現させることで抑制したときの影響について検討した。その結果、シナプスを形成する前のニューロンで活動を低下させると、当該ニューロンへのシナプス入力の減少が起きたが、全ニューロンを一様に抑制するとそのようなシナプス入力減少は起きなかった。一方、シナプス形成がなされてから単一ニューロンの活動を抑制すると、シナプス入力はむしろホメオスタティックな増加を示し、当該ニューロンの活動は対照レベルにまで復帰した。この実験から、神経活動を全体的に抑えたときと局所的に抑えたときの差と、活動を操作する場合の時期の差とが明らかになった。

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