Letter 発生:ショウジョウバエのTRF2はDREFと結合し、プロモーター選択的な遺伝子発現を制御する 2002年11月28日 Nature 420, 6914 doi: 10.1038/nature01167 ショウジョウバエ(Drosophila)TATAボックス結合タンパク質(TBP)関連因子2(TRF2)は、後生動物に共通するTBP関連因子ファミリーの一員である。最近の研究結果から、TRF2は胚の発生と分化に必要であることが示唆されている。しかしながら、TRF2による転写制御機構や実際の標的プロモーターはまだ明確にされていない。本研究で我々は、抗体アフィニティ精製によって得られたショウジョウバエTRF2を含む複合体が、ヌクレオソームリモデリング因子(NURF)の構成因子と、DNA複製関連エレメント(DRE)結合因子(DREF)を含むことを報告する。DREFの存在がわかったことは、TRF2応答プロモーターを含む標的遺伝子として考えられるものを探す手がかりとなった。我々はin vivoとin vitroのアッセイ系を組み合わせて用いることにより、DREFを含むTRF2複合体が増殖細胞核抗原(PCNA)遺伝子のコアプロモーターを認識することを明らかにした。TRF2に応答するさらに別の標的遺伝子も見つかったが、それらもDNA複製と細胞増殖に関連する遺伝子だった。これらのデータは、ショウジョウバエにおいて、特定の遺伝子の転写調整を担当するコアプロモーター選択因子としてTRF2が機能することを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る