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生態:線虫Caenorhabditis elegansの社会的摂食は体液に接触するニューロン中の互いに拮抗する経路によって制御される

Nature 419, 6910 doi: 10.1038/nature01170

自然界の線虫隔離集団の摂食行動は、単独または集団で行われる。自然に起こるこのような行動のちがいは、神経ペプチドY受容体に似ているNPR-1中のアミノ酸残基1個のちがいと結びついている。NPR-1は、Gタンパク質共役型神経ペプチド受容体と推定されている。本論文では、単独摂食行動と結びつくNPR-1イソ体が、体液に接触するニューロンにおいて作用し、社会的摂食行動を妨げることを報告する。AQR、PQR、URXと呼ばれるこれらのニューロンの作用を、活性化K+チャネルにより抑制すると、社会的摂食が阻害される。AQR、PQR、URXニューロンでのNPR-1活性が社会的摂食を抑制するのは、tax-2tax-4遺伝子がコードする環状GMP依存性イオンチャネルを介したシグナル伝達と拮抗するためらしい。tax-4あるいはtax-4に変異が生じると、社会的摂食がまったく行われなくなること、またAQR、PQR、URXなど社会的摂食行動に必要なニューロンの一部では tax-4が必要なことがわかった。AQR、PQR、URXニューロンは、擬体腔中で体液に直接接触している点で線虫では特殊なニューロンである。今回のデータから、これらのニューロンが互いに拮抗する情報を統合して、社会的、あるいは単独どちらの摂食行動を選択するかを制御しているというモデルが考えられる。

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