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細胞:細胞分裂抑制因子による脊椎動物の卵の分裂停止にはEmi1が必要である

Nature 416, 6883 doi: 10.1038/416850a

脊椎動物の卵は、安定なサイクリンBと高いサイクリンB/ Cdc2キナーゼ活性を保ったまま、減数分裂の第二分裂中期で停止する。後期促進複合体/サイクロソーム(APC)はE3ユビキチンリガーゼで、サイクリンBの分解と中期からの離脱の引き金となるが、卵ではこの働きが、細胞分裂抑制因子(CSF)活性によって阻害されている。CSFは、成熟卵細胞中にあって分裂中の胚に注入すると有糸分裂の停止を引き起こす活性と定義されている。受精により細胞質中のカルシウム濃度が一時的に上昇すると、CSFの不活性化、APCの活性化、サイクリンBの分解が起こり、有糸分裂が終了する。受精後のAPC活性化には、APC活性化因子であるCdc20が必要である。ここでは、CSFによって分裂が停止した卵でAPCを阻害して有糸分裂の終了を妨げるには、APCcdc20阻害因子であるEmi1が必要であると同時に、Emi1だけで十分なことを明らかにする。Emi1を免疫除去したCSF抽出物は、サイクリンBを分解し、カルシウムがなくても未成熟なまま有糸分裂が終了する。このEmi1除去抽出物にEmi1を加えると、CSF停止状態の早期解除が妨げられる。Emil1は、未受精卵を減数分裂の第2分裂中期で停止させるのに必要であり、Emil1は長い間探し求められてきた、CSF活性の仲介物質と考えられる。

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