Letter

細胞:骨髄細胞は自発的な細胞融合によって別の細胞表現型をとる

Nature 416, 6880 doi: 10.1038/nature730

最近の諸研究から、移植された骨髄細胞が、筋細胞や肝細胞、ニューロン、その他さまざまな予想外の細胞系列に変わりうることが明らかになった。しかし、考えられる問題点として、生体条件下でのこうした「分化転換」を取り上げた研究報告には、Y染色体マーカーなどのドナー特異的遺伝子の有無に基づいて、分化転換した細胞がドナー起源であると結論づける傾向が見られる。我々は今回、マウス骨髄細胞が、生体外条件下のインターロイキン‐3を含む培地で胚性幹細胞と自発的に融合しうることを示す。さらに、自発的に融合した骨髄細胞はその後、レシピエント側の細胞の表現型をとりうる。入念な遺伝解析をしなければ、これは「脱分化」もしくは分化転換であると解釈されるおそれがある。

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