Nature

Cover Story: しっぽの物語:ヒトと類人猿における尾の喪失を遺伝因子が助けた仕組み

Nature 626, 8001 (2024年2月29日)

類人猿とヒトにつながる進化系統に沿って生じた最も顕著な変化の1つが尾の喪失であり、類人猿とヒトはこの特徴によって、表紙に示すボンネットマカク(Macaca radiata)などのサル類と区別されている。しかし、この変化の根底にある遺伝的特徴はまだよく分かっていない。今回B Xia、J Boeke、I Yanaiたちは、単一のトランスポゾンが類人猿とヒトにおける尾の喪失に寄与した可能性があることを明らかにしている。彼らは、尾の発生に重要な遺伝子であるTBXTの非コード部分へのトランスポゾンの挿入が、この遺伝子の選択的スプライシングにつながることを見いだした。DNAがRNAに転写される際に、このスプライシングによって遺伝子のタンパク質コード部分の一部が除去される。著者たちは、これが尾の喪失に寄与している可能性があると示している。

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Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

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ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

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