Nature Biomedical Engineering

疾患の解明や人間の健康の改善に関心をもつ実験系研究者、臨床医、エンジニアのためのジャーナルNature Biomedical Engineering を2017年1月に創刊しました。

Nature Biomedical Engineering は、医用生体工学コミュニティーにとって大きな意義のある原著論文、総説、解説を掲載します。読者層には、疾患の解明や撲滅のための材料、方法、技術、治療法の考案に関心をもつ実験系研究者、医用装置と手順の設計や最適化を行うエンジニア、医用生体工学の研究成果を活用してさまざまな臨床環境および医療的状況で患者の健康評価や治療を行う臨床医が含まれます。

すべての Nature 関連誌と同じように、Nature Biomedical Engineering は、専任の専門エディターチームによって運営され、公正かつ厳格な査読プロセス、高水準の原稿整理と制作、迅速な論文掲載、編集の独立性を特徴としています。

最新Research

超音波を用いた限定的な化学遺伝学的手法による神経回路の非侵襲的制御

Acoustically targeted chemogenetics for the non-invasive control of neural circuits

掲載

集束超音波と、特別な薬物で活性化されるように作製したウイルスコード型受容体とを組み合わせると、その薬物を静脈内投与することにより、マウス脳領域の細胞型および時空間特異的な非侵襲的活性化や阻害が可能となる。

スペクトルの異なるチャネルロドプシンによる2色の光遺伝学的な末梢神経刺激

Spectrally distinct channelrhodopsins for two-colour optogenetic peripheral nerve stimulation

掲載

活性化反応性のスペクトルが異なる2種類のチャネルロドプシンによる混合神経のウイルストランスフェクションが、2色の神経刺激を介して、ラット後肢の対立筋ペアの活動に対する光遺伝学的制御を可能にする。

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著者インタビュー

人工硝子体として長期埋め込み可能なゲル

酒井 崇匡氏

大量の水を含み弾力性に富んだハイドロゲルは生体軟組織と似ており、医療材料として注目されている。一方で、生体内で膨潤、白濁、炎症などを引き起こすといった問題も抱えており、広く実用化されているものはあまりない。このほど、酒井崇匡・東京大学大学院准教授らは、膨潤や白濁の問題をクリアし、液体からゲル化までの時間も制御できる、注入可能なハイドロゲルを開発。実際にこのハイドロゲルをウサギに導入し、長期の埋め込みが可能な人工硝子体としての安全性を確認した。

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