Nature Biomedical Engineering

疾患の解明や人間の健康の改善に関心をもつ実験系研究者、臨床医、エンジニアのためのジャーナルNature Biomedical Engineering を2017年1月に創刊しました。

Nature Biomedical Engineering は、医用生体工学コミュニティーにとって大きな意義のある原著論文、総説、解説を掲載します。読者層には、疾患の解明や撲滅のための材料、方法、技術、治療法の考案に関心をもつ実験系研究者、医用装置と手順の設計や最適化を行うエンジニア、医用生体工学の研究成果を活用してさまざまな臨床環境および医療的状況で患者の健康評価や治療を行う臨床医が含まれます。

すべての Nature 関連誌と同じように、Nature Biomedical Engineering は、専任の専門エディターチームによって運営され、公正かつ厳格な査読プロセス、高水準の原稿整理と制作、迅速な論文掲載、編集の独立性を特徴としています。

最新Research

TRAF6を標的とするナノ免疫療法のアテローム性動脈硬化マウスおよび非ヒト霊長類における有効性・安全性評価

Efficacy and safety assessment of a TRAF6-targeted nanoimmunotherapy in atherosclerotic mice and non-human primates

掲載

単球とマクロファージの間のシグナル伝達に関与するタンパク質を標的とするナノ粒子免疫療法は、アテローム性動脈硬化マウスのプラークの炎症を抑制し、非ヒト霊長類に安全とみられた。

人工多能性幹細胞由来の心筋細胞が分泌した細胞外小胞の無細胞的な長期送達による心臓の回復

Cardiac recovery via extended cell-free delivery of extracellular vesicles secreted by cardiomyocytes derived from induced pluripotent stem cells

掲載

人工多能性幹細胞に由来する心筋細胞の細胞外小胞を持続的に送達するヒドロゲルパッチは、梗塞を起こしたラット心臓の組織の再生を増進する。

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著者インタビュー

人工硝子体として長期埋め込み可能なゲル

酒井 崇匡氏

大量の水を含み弾力性に富んだハイドロゲルは生体軟組織と似ており、医療材料として注目されている。一方で、生体内で膨潤、白濁、炎症などを引き起こすといった問題も抱えており、広く実用化されているものはあまりない。このほど、酒井崇匡・東京大学大学院准教授らは、膨潤や白濁の問題をクリアし、液体からゲル化までの時間も制御できる、注入可能なハイドロゲルを開発。実際にこのハイドロゲルをウサギに導入し、長期の埋め込みが可能な人工硝子体としての安全性を確認した。

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