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Nature Biomedical Engineering では、原著研究論文をArticleという単一のフォーマットで掲載します。Review Articleは、発表済みの研究の進展に関する偏りのない確かな総説論文です。時事問題あるいは発表された知見やその展望についての詳しい議論、関連する意見および見解は、Perspective、Comment、およびNews & Viewsとして掲載されます。原稿の種類にかかわらず、著者の皆様は、金銭的利害の対立の有無を必ず申告してください。


Articleは、量的に充実した新規性のある研究論文で、質が高く、医用生体工学コミュニティーで広く関心をもたれるものです。本文(Abstract、Methods、References、図版の説明文を除く)は、通常2,500~3,500語とします。図版類(図や表)は8点までです。参考文献は最大50点です(Methodsのみで引用されたものを除く)。表題は、スペースを含めて最長130字です。Abstractは175語以内とし、参考文献はつけません。ここでは研究の背景および理論的根拠についての簡潔な説明に続けて、「Here, we show」のような書き出しで主たる結論を記します。導入部(見出しなし)では、他の文献を引用して研究の背景に触れ、知見とその分析についての簡潔で的確な説明を続けます。結果と考察は、ResultsおよびDiscussionという見出しをつけた2つのセクションに分けることができますが、それぞれスペースを含めて60字以内の入れ子構造でない複数のセクションにまとめることもできます。本文の最後にはOutlookセクションを加えることができ、Methods、References、Acknowledgements、Author Contributionsセクションを続けます。参考文献リストは、最初に本文、次いで表と図の説明文に出てきた文献の番号順で並べます。

Articleは査読が行われます。受付日/受理日を記載するものとし、Supplementary Information(補足情報)を添付することもできます。

Review Articleは、ある研究分野の最近の進展に関する偏りのない確かな総説論文です。当該分野の専門家には学術的なものと認識される必要がありますが、専門家ではない読者に情報を提供するという視点で書くことも必要です。したがって、専門用語の多用や細かな技術論を避け、平易な散文体で執筆します。対象範囲は十分に広く設定し、単一研究機関の研究や著者自身の研究に偏らないことが求められます。

Review Articleの長さは4,000~6,000語で、図版類(図、表または囲み記事)は6~8点とします。参考文献は最大150点です。脚注は使用しません。表題は、スペースを含めて最長130字です。Abstractは150語以内とし、参考文献はつけません。本文は、それぞれスペースを含めて60字以内の複数のセクションにまとめ、1段階の小見出しを使うことができます。本文の最後にはOutlookセクションを加えることができ、References、Acknowledgementsセクションを続けます。参考文献リストは、最初に本文、次いで表と図の説明文および囲み記事に出てきた文献の番号順で並べます。

Review Articleは査読が行われ、受付日/受理日を記載します。通常はエディターからの依頼によって執筆され、エディターが編集します。自主的な投稿も受け付けますが、正式投稿用の原稿を作成する前に、投稿前の問い合わせとして、参考文献および図を添付した1,000語程度の梗概を提出することをお勧めします。

Perspectiveは、発表された知見や見解を個人の観点から検討します。Review Articleよりも前向き、推論的であり、視野は狭くなる場合があります。独断的になるかもしれませんが、偏らないようにする必要があります。

Perspectiveのフォーマットの基準はReview Articleと同様です。査読が行われ、受付日/受理日を記載します。

通常はエディターからの依頼によって執筆され、エディターが編集します。自主的な投稿も受け付けますが、正式投稿用の原稿を作成する前に、投稿前の問い合わせとして、参考文献および図を添付した1,000語程度の梗概を提出することをお勧めします。

Commentは、医用生体工学コミュニティーにとって関心のある政策的、社会的、または純粋科学的な問題に焦点を当てます。Commentには多くの見解が含まれることがありますので、1~2名の著者による投稿が最適です。幅広い読者層に直接的な利益があるものとし、非専門的で読みやすいスタイルにしてください。図や写真を歓迎します。

通常は長さ1,500語以内で、参考文献は15点までとします。参考文献リストでは論文の表題を省略します(書籍の表題は記します)。エディターの判断で査読が行われることがあります。

通常はエディターからの依頼によって執筆され、エディターが編集します。自主的な投稿も受け付けますが、正式投稿用の原稿を作成する前に、投稿前の問い合わせとして、300語程度の梗概を提出することをお勧めします。

News & Viewsは、Nature Biomedical Engineering をはじめとするジャーナルに最近掲載された研究論文や学会での報告を受けて、医用生体工学コミュニティーが関心をもつ最新の進歩を読者に伝えます。専門家でない読者にも理解しやすいように書き、知見や考察に一般性をもたせます。個人の観点や批評、予測を歓迎します。

通常は1,500語以内とし、1~2点の図および15点以内の参考文献を添付します。参考文献リストでは論文の表題を省略します(書籍の表題は記します)。査読は行われません。

通常はエディターからの依頼によって執筆され、エディターが編集します。概して対象論文の掲載時または掲載直後に掲載されるため、自主的な投稿はほとんど受け付けられません。

Correspondenceでは、Nature Biomedical Engineering の掲載論文にコメントしたり、医用生体工学コミュニティーの相当部分に関係する科学的問題を議論したりすることができます。

通常は長さ250~500語で、図版類1点と参考文献10点以内を添付できます。参考文献リストでは論文の表題を省略します(書籍の表題は記します)。表題はエディターが作成します。

記述が掲載論文を批判するものである場合、批判された論文の著者は簡潔な返答を掲載することができます。意見の批判や二次的な事柄には、返答の自動的な権利が与えられません。批判的なコメントは、Nature Biomedical Engineering に寄稿する前に、批判する論文の著者に送り、可能であればいつでも論争を直接解決させるとともに、双方が一致した論点は提出原稿から除くようにしてください。批判された著者が2週間以内に回答しなかった場合は、投稿時にそのことを示してください。回答があった場合、Nature Biomedical Engineering に寄稿するときは、エディターの参照用として論文著者とのやりとりのコピーをお送りください。

掲載論文への異議については、査読を行います。それ以外の趣旨の Correspondenceも、エディターの判断で査読を行うことがあります。

Nature Biomedical Engineering への投稿について、詳しくはでお問い合わせください。

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