2026年2月号Volume 23 Number 2

基礎研究が未来を変える原点に

基礎研究は「何の役に立つのか分からない」と軽んじられがちである。しかし、DNA鑑定、MRI、薄型テレビ、肥満症・糖尿病治療薬、RNAi薬、有鉛ガソリン廃止につながった鉛汚染の解明など、私たちの生活を支える技術の背後には、長年の地道な探究がある。

Editorial

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Research Highlights

「強力なインフレーションモデルが提示する出口戦略」「カメラが捉えたミャンマーの地震」「アンデスの人々の物々交換の場としていた『穴ぼこ市場』」「長めの散歩が心臓の健康への正しい一歩」、他。

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News in Focus

米国のJ・D・バンス副大統領とロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉省長官も登壇した「MAHAサミット」は、米国の保健政策を動かしているものを感じさせるイベントだった。

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Features

米国政府は基礎科学研究予算の大規模な削減を進めているが、肥満症・糖尿病治療薬セマグルチドもMRI装置も薄型テレビも数十年前の基礎研究から生まれたものである。

2025年も、全身タトゥーのクマムシ、異世界めいた赤い稲妻、ベラ・C・ルービン天文台の息をのむような初画像など、多くの科学画像が公開されました。Natureが選んだ2025年のよりすぐりの科学画像を紹介します。

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News & Views

ランタノイドイオンを含むナノ粒子は、優れた発光材料だが応用は限られていた。今回、有機分子の添加によって、ランタノイド含有ナノ材料を電流で励起できるようになることが示され、幅広い応用の可能性が開かれた。

NASAの火星探査車「パーサビアランス」のマイクが、砂塵嵐の中の雷の特徴である音と電磁波信号を偶然記録した。

今回、医療記録で訓練した人工知能(AI)モデルが、個人の病歴を用いて1200種類以上の疾患の発症の可能性とその時期を予測することが報告された。

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Advances

イルカの反響定位は“見る”というより触っているようだ。

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Where I Work

Neema Mdumaは、ネルソン・マンデラ・アフリカ科学技術研究所(タンザニア・アルーシャ)の計算機科学者。

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