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垂直共振器面発光レーザーにおける遅延を伴うベクトル散逸ソリトン

Nature Photonics 9, 7 doi: 10.1038/nphoton.2015.92

我々は、外部共振器内に設置した垂直共振器面発光レーザーの非線形偏光ダイナミクスによって時間散逸ソリトンが放出されることを示す。こうしたソリトンは、偏光出力における局在パルスとして現れるのでベクトルソリトンであるが、全強度は一定のままである。共振器往復時間がソリトン持続時間よりもはるかに長い場合、独立したいくつかのソリトンや束縛状態(分子)が共振器内に存在する可能性がある。これらのソリトンは全て互いに共存し、背景解とも共存する。この実験結果は、偏光方位に関する単一遅延方程式に単純化できる理論モデルによって十分に記述され、これによってベクトルソリトンを偏光キンクとして解釈できる。フロケ解析を用いて、観測されたソリトンが互いに独立していることが確認された。

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