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空間的なクラマース・クローニッヒの関係式と波の反射

Nature Photonics 9, 7 doi: 10.1038/nphoton.2015.106

平面的な誘電体媒質が、複素位置平面x = x′ + ix″の上半分または下半分において解析関数となる誘電率プロファイルを持つ場合、誘電率の実数部と虚数部は空間的なクラマース・クローニッヒの関係式によって関係付けられる。我々は、そうした媒質は、一方の側から入射した放射を入射角に関わらず反射しないことを見いだしている。空間的なクラマース・クローニッヒの関係式を用いることによって、反射がゼロになるように、誘電率プロファイルの実数部を所定の虚数部から導出できる(実数部から虚数部の導出もできる)。この結果は、スカラー波とベクトル波のいずれの理論にも有効であり、高効率放射吸収材料の設計や、新しいタイプの反射防止表面の創出と関連がある。

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