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ファーストライト媒質を伝播するもつれ状態の量子相互情報量

Nature Photonics 8, 7 doi: 10.1038/nphoton.2014.112

情報は真空中の光速cよりも速く伝わることはできないと、広く受け入れられている。今回我々は、分散の存在下での量子相関と量子情報のふるまいを調べている。我々はこの目的のため、もつれた状態の光の半分を、利得補助されたスローライト(低速光)媒質あるいはファーストライト(高速光)媒質を通通して送り、伝送された量子相関と量子相互情報量を検出した。我々は、位相の影響を受けない利得によって付け加えられた雑音が存在しても、量子相関をほんのわずかな相関時間だけ進めうることを示す。さらに我々は、モード間の量子相互情報量のピークを進めることはできるが、付け加えられた雑音による量子相互情報量の劣化が前縁の前進を妨げるらしいことを見いだした。対照的に、スローライト系では量子相互情報量の前縁と後縁の両方がかなり遅れることを我々は実証した。

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