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任意電場波形制御のできるテラヘルツ偏光パルス整形

Nature Photonics 7, 9 doi: 10.1038/nphoton.2013.213

テラヘルツパルスの偏光を整形すれば、電場ベクトルの振幅と方向の時間発展を指示された形で操作できる。こうしたテラヘルツ波の任意制御には、テラヘルツ分光法の限界、テラヘルツ非線形現象の操作、コヒーレント制御を拡張する上で大きな可能性がある。これは、制御可能な自由度として光の偏光状態が関与する、光周波数のパルス整形法の利用と類似している。今回我々は、レーザーパルスの瞬間的な偏光状態と強度を光パルス整形器によって制御する光整流によって、偏光整形した所定のテラヘルツ波形を生成する方法を提案し、実証する。さらに我々は、偏光整形した要求どおりのテラヘルツ波形を生成するのに十分な、パルス整形器の入力パラメーターを得る決定論的手法を開発した。これには、非線形光学結晶の3回対称軸に沿って伝搬する光波の整流過程に対する単純な偏光選択則という利点がある。

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