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7オクターブ以上の連続調整が可能な高周波信号発生システム

Nature Photonics 7, 2 doi: 10.1038/nphoton.2012.339

スペクトルの混雑とデータレート向上の要求が要因となり、無線通信ではより高い搬送波周波数が求められつつある。これには、並外れてきれいで調整可能範囲の広い高周波搬送波信号源が必要である。この要求を満たすことを目的として、超広帯域幅オプトエレクトロニクスシステムの研究に関心が高まっている。今回我々は、低雑音搬送波を発生するサイドバンド注入同期レーザーを利用したオプトエレクトロニクスシステムについて報告する。このシステムは、7オクターブ以上の周波数範囲にわたって調整可能である。非線形電子素子によって、低周波数参照発振器から幅広い高周波高調波ブロードコムが生成され、広帯域光変調器によってそれらが光注入用の光サイドバンドに変換される。0.5 GHzから4 GHzに調整した参照信号を利用して、0.5 GHzから110 GHzまでの連続的に調整可能な信号が記録されており、参照信号のタイミングジッターが維持されている。高性能位相変調器と光検出器を用いることにより、このシステムは、300 GHz以上での動作が可能になるまで拡張でき、小型集積パッケージの形で実現できる可能性があると、我々は考えている。

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