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巨大な半サイクルアト秒パルス

Nature Photonics 6, 5 doi: 10.1038/nphoton.2012.76

薄い光伝導体の表面を横切って電場をかけ、短いレーザーパルスを使って伝導をスイッチオンして、半サイクルピコ秒パルスが薄い光伝導体から生成されている。さらに、ウエハー面の横方向電流が垂直方向に半サイクルパルスを放出し、持続時間が500 fsでピーク電場が1×106V m-1のパルスが観測されている。今回我々は、強力な数サイクルレーザーパルスを二重ホイルのターゲットを照射して、持続時間が50 asでピーク電場が最高1×1013V m-1の単一半サイクルパルスを生成できることを示す。きわめて薄いホイル上に集光すると、電子はすべて吹き飛ばされて、相対論的電子の一様なシートが形成される。少し後ろに置いた第二の層は、この駆動ビームを反射するが、電子はまっすぐ通過させる。斜め入射の下では、ビーム反射から横方向電流が生じ、これが強力な半サイクルパルスを放出する。このようなパルスは、重原子であっても完全にイオン化する可能性がある。このような進歩により、新しいタイプのアト秒ポンププローブ実験が可能になるであろう。

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