Letter

平面マイクロ共振器における量子ドットの振動によるレーザーモードフィーディング

Nature Photonics 6, 1 doi: 10.1038/nphoton.2011.269

半導体発光は、光共振器内でかなり変化させることができる。その必要条件は、発光に関与する電子遷移が共振器モードと共鳴することである。目的に応じて作製することで共鳴を起こすことができるが、それが実質的に不可能な場合もある。一例として、我々は、光学モード幅よりスペクトルの広がりがはるかに大きく、その結果ドットのほんの一部のみで共鳴が実現される不均一量子ドット集団を閉じ込めた平面マイクロ共振器を研究している。それでも、適度な光励起でレーザーしきい値を超えることができる。我々は、超高速音響技術で発生させたひずみパルスを用いて、光モードとの共鳴がドットのはるかに広い部分で動的に誘起されるよう、遷移エネルギーを変調できることを実証している。結果として、発光出力を2桁以上大きくできるので、この技術は光源の変調に役立つ可能性がある。

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