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全光高速フーリエ変換処理を利用した回線速度26Tbit s-1のスーパーチャンネル伝送

Nature Photonics 5, 6 doi: 10.1038/nphoton.2011.74

単一チャンネルの回線速度がテラビット毎秒(Tbit s−1)の光伝送システムはもはや現実離れしたものではないと思われる。クラウド・コンピューティング、三次元高精細度テレビ、仮想現実への応用などの新しいサービスには、これまでにない光チャンネル帯域幅が必要となる。しかし、このような高容量の光チャンネルには、より低いビットレートシグナルから入力される。したがって、低いビットレートのトリビュタリ情報のテラビット毎秒の二次データストリームへの符号化と、そこからの復元が、実行可能で、エネルギー効率がよく、容易であるか否かが問題となる。我々は、低いビットレートのトリビュタリ情報を、回線速度が10.8 Tbit s−1と26.0Tbit s−1の直交周波数分割多重(OFDM)データストリームへ符号化し、ファイバー伝送されたOFDMデータストリームからそれらを復号するのに必要な計算能力が得られる光高速フーリエ変換方式を実証している。実験結果は、低い消費エネルギーでテラビット毎秒データを扱うことが可能であり、かつ容易であることを示している。我々が知る限り、これはこれまでに単一光源に符号化された最も高い回線速度である。

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