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非線形光学過程における運動量とエネルギーの擬似位相整合

Nature Photonics 4, 8 doi: 10.1038/nphoton.2010.122

<p>擬似位相整合は、非線形光学における重要な技術であり、幅広く利用されている。この技術によって、高効率周波数変換が可能になるだけでなく、ビームやパルスの整形、多重高調波の発生、高次高調波の発生、全光処理、もつれ光子の発生など、さまざまな応用も可能になる。しかし、非線形光学の幕開けの1960年代に導入されて以来、擬似位相整合は、分散によって強いられた相互作用する光子の運動量不整合を、純粋な空間変調によって緩和する技術であると常に考えられてきた。今回我々は、時空間的非線形光回折によって運動量とエネルギーの両方の不整合を補正できる、擬似位相整合の重要かつ基本的な一般化について報告する。このコンセプトによって、非線形相互作用で光を操作する強力な手段が得られ、ユニークな応用の存在が示唆される。最近の実験では、時空間的擬似位相整合の実現可能性と重要性を示す証拠が得られている。</p>

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