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金属-絶縁体-金属導波路に閉じ込められたギャッププラズモンの電気的検出

Nature Photonics 3, 5 doi: 10.1038/nphoton.2009.47

<p>プラズモン導波路は、古典的な電気的相互接続における帯域幅の限界を解決するうえで有望である。長距離表面プラズモンポラリトン導波路において、高速低損失エラーフリー信号伝送が実現されている。また、伝搬距離の短いディープサブ波長プラズモン導波路も実証されており、光学素子と現代の電子的構成要素のサイズをそろえられる可能性が示されている。しかし、表面プラズモン導波路と電子回路を組み合わせるには、新しい高帯域幅電気-光変換器を開発する必要がある。今回我々は、金属スロット導波路における表面プラズモンポラリトンの電気的検出を実験的に実証した。集積型の金属-半導体-金属光検出器を用いて、金属-絶縁体-金属導波路に強く閉じ込められた表面プラズモンポラリトンを検出し、その特性を評価した。金属導波路に電気光学的構成要素を集積化するこの方法は、先進的なアクティブ・プラズモニクス・デバイスや高帯域幅オンチップ・プラズモニクス回路の開発につながる可能性がある。</p>

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