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電気的に調節可能な液晶光微小共振器

Nature Photonics 3, 10 doi: 10.1038/nphoton.2009.170

光微小共振器は、モード体積が小さくQ値が高いため、 レーザー光源、アクティブフィルター、全光スイッチなどの応用に興味深い。特に興味深いのは、サイズ、形状、温度または電場によって共振周波数を調節できるチューナブル共振器である。今回我々は、ポリマーマトリックスに埋め込まれたネマチック液晶の液滴でできた、電気的に調節可能な低損失ウィスパリングギャラリーモード(WGM)共振器を実証した。複屈折液晶共振器媒質の電場誘起構造歪によって共振周波数が変化する。ネマチック液晶微小共振器は、直径17 µmの液滴における約600 nmのWGMの場合、2.6 V µm−1で20 nm程度の広いチューニングレンジをもち、直径33 µmの液滴において最高約12,000の高いQ値を示す。 この調節能力は、固体微小共振器で通常実現されるものより約2けた大きい。

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