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有機フォトニックバンドギャップ微小共振器を利用したピコ秒低電力全光スイッチング

Nature Photonics 2, 3 doi: 10.1038/nphoton.2007.299

<p>フォトニック結晶は、周期的な誘電体構造を持つ材料であり、いわゆるフォトニックバンドギャップ効果によって光子の伝搬状態を制御できる。屈折率分布を光学的に調整できる非線形フォトニック結晶を使用して、全光スイッチングが実証されている。しかし、従来の材料は非線形光学係数が比較的小さいため、高ポンプ強度が必要なことが多い。今回我々は、励起状態電子間移動による光非線形性の増強を利用した超高速低電力フォトニック結晶全光スイッチングについて報告する。非線形性の増強を行わない場合と比較すると、スイッチング動作電力は4桁低減され、ピコ秒台の超高速応答時間は維持される。これにより、非線形性の大きいフォトニック材料を作成して超高速低電力集積フォトニックデバイスを研究する手法が得られる。</p>

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