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内因性固有のキラル光スイッチを特徴とする液晶超構造のデジタル光プログラミング

Nature Photonics 16, 3 doi: 10.1038/s41566-022-00957-5

光を用いて完全に可逆的かつプログラム可能な方法でソフトマテリアルの動的パターンを形成することによって、偽造防止、ディスプレイ、標識化技術への応用が可能になる。しかし、適切なキラル分子光スイッチがないため、これは大変な難題である。今回我々は、広いキラリティー変調によってデジタル制御可能、選択可能、抽出可能な多重安定反射状態を実現する独特な固有のキラル光スイッチの開発について報告する。色調節可能性、消去可能性、可逆性、多重安定性、事前記録パターンの視野角依存性を特徴とするさまざまな微細構造が埋め込まれた偽造防止技術が、こうした光応答性超構造を用いて確立された。今回の戦略によって、光で活性化される固有キラリティーを用いた分子レベルや超分子レベルから巨視的レベルへの動的らせん変換が可能になり、これによって光プログラミングフォトニクスの実用性が実証された。

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