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spiro-Naph正孔輸送材料を用いた大面積ペロブスカイト太陽電池

Nature Photonics 16, 2 doi: 10.1038/s41566-021-00931-7

spiro-Naph OMeTAD正孔輸送材料(HTM)を用いた最先端のペロブスカイト太陽電池(PSC)の性能を、高い電力変換効率(PCE)レベルを犠牲にすることなく安定化させることは困難な課題である。今回我々は、対称性を分子レベルで調整する戦略を利用して、非対称なフェニルナフチルアミンをエッジユニットとするspiro-OMeTAD類似体(すなわち、spiro-Naph系)を開発した。このspiro-Naph HTMを用いた新たなPSCは、24.43%という高いPCEを達成し、これはspiro-OMeTADで達成されたPCEを上回る。さらに、封止デバイスを連続光に浸漬したときの優れた安定性に加えて、未封止のspiro-Naph HTMベースのPSCでも優れたデバイス安定性が得られ、相対湿度約25%の空気中での2000時間後のPCEは21.12%、60℃の高温で400時間後のPCEは18.79%であった。我々はまた、PCEが21.83%のspiro-Naphベースの大面積モジュール(25 cm2)を構築した。

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