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コヒーレントに駆動される能動共振器における時間ソリトン

Nature Photonics 15, 7 doi: 10.1038/s41566-021-00807-w

光周波数コムは、多数の等間隔スペクトル線からなる光波で、計測学、分光法、通信、基礎科学に重要である。周波数コムは、レーザーか受動共振器において散逸ソリトンを励起することによって生成されることが多いが、いずれにも重要な制約がある。今回我々は、それぞれのプラットフォームの長所を組み合わせることができることを示す。我々は、発振しきい値未満で励起される、コヒーレントに駆動されるレーザーにおいて出現する新しい種類のソリトン(能動共振器ソリトンと呼ばれる)について報告する。我々は、能動ファイバー共振器を用いて、ピーク出力の高いソリトンを低出力バックグラウンド上で測定した。その結果は、一般化されたLugiato–Lefever方程式のシミュレーションとよく一致している。さらに我々は、ソリトンの安定性に対する自然放射増幅光の影響は、無視できるほど小さいことを見いだした。今回の結果は、コヒーレント駆動とインコヒーレント励起を効率よく組み合わせて高出力超安定パルス列を生成できることを示すことによって、周波数コム生成への新たな道を開くものである。

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