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デュアルコムハイパースペクトルデジタルホログラフィー

Nature Photonics 15, 12 doi: 10.1038/s41566-021-00892-x

ホログラフィーは、三次元の空間情報を記録し、表示できるので、前々から特別に魅力的であった。今回我々は、光周波数が正確に定められた多数の狭いレーザーラインを同時に使うことによって、デジタルホログラフィーの能力を向上させる方法を示す。我々は、繰り返し周波数がわずかに異なる2つの周波数コムに基づく干渉計と、レンズのないカメラセンサーを使って、時間変化する空間干渉パターンを記録した。この干渉パターンによって、複素ホログラムのスペクトルハイパーキューブが生成され、各コムライン周波数について散乱された光波場の振幅と位相が明らかになった。デュアルコムホログラフィーの広いスペクトル帯域幅と高い時間コヒーレンスの相乗効果は、マルチカラーホログラフィーや(周波数コムを含む)低コヒーレンスホログラフィーを超えており、干渉位相アンビギュイティのない長距離にわたる正確な寸法計測や、我々が吸収気体の分子選択的撮像で実証したような、スペクトル分解能の高いハイパースペクトル三次元撮像など、新しい光診断法の可能性を開く。

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