Letter

チップスケールのリングレーザージャイロスコープによる地球の自転の測定

Nature Photonics 14, 6 doi: 10.1038/s41566-020-0588-y

光ジャイロスコープは、最も正確な回転測定デバイスの1つであり、ナビゲーションや高精度ポインティングに広く使用されている。通信用フォトニック集積部品が現れて以来、そうした部品のさらなる複雑化に伴って、チップスケールの光ジャイロスコープの可能性に関心が寄せられている。そうした固体システムは、集積化の潜在的利点に加えて、頑丈で耐衝撃性があると思われる。今回我々は、シリコンチップ上のブリルアンリングレーザーを用いたジャイロスコープについて報告する。このジャイロスコープは安定性と感度が高いため、地球の自転の測定が可能になっており、今回の測定は、この新種のジャイロスコープにとって大きなマイルストーンとなっている。

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