Letter

ランダムレーザーの制御

Nature Photonics 13, 7 doi: 10.1038/s41566-019-0407-5

ランダムレーザーは、従来の共振器構造がなく、レーザー発振機構が直観に反しているため、魅力的なデバイスである。しかし、ランダムレーザーは、予測が不可能であることでもよく知られている。ランダムレーザーは、並外れた特性が多いにもかかわらず、その動作を支配している基礎的なレーザー発振機構が完全に理解され、その風変わりな特性が適切に制御されない限り、従来のレーザーのように広く普及する可能性は低い。最近の局在ランダムレーザーの実証は、構造上の無秩序がトップダウン方式で設計されていたため、この分野でのブレークスルーであると考えられている。にもかかわらず、こうしたデバイスのレーザー発振現象の起源と制御可能性については十分に研究されていない。最近我々は、フォトニックバンドテイル固有状態(光のアンダーソン局在の現れ)が、組成的に無秩序なフォトニック結晶プラットフォームにおけるランダムレーザー発振の原因であることを実験的に立証した。今回我々は、バンドテイル状態を支配する過程によって、ランダムレーザーを最終的に制御する類のない機会が得られることを実証する。

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