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双異方性媒質におけるバルク電磁波の横方向光子スピン

Nature Photonics 13, 12 doi: 10.1038/s41566-019-0521-4

光子にはスピン自由度があり、光通信、情報処理、センシングなどさまざまな応用で重要な役割を果たしている。等方性の媒質では、光子のスピンは、光の伝播方向とそろっており、スピン–運動量同期の原理に従う。興味深いことに、界面から離れると減衰する表面波には、伝搬の横方向に光子スピンがあり、閉じ込められた系におけるスピン依存励起を観測する面白い機会が開かれる。今回我々は、どのような界面の存在にも頼ることなく、バルク媒質中の横方向光子スピン(Tスピン)を提案し、実現した。我々は、媒質に双異方性を導入することによって、バルクモードTスピンへの表面モードTスピンのマッピングを示す。さらに、方位が反対の2つの双異方性媒質間の界面では、遮断周波数を調節できる、端に依存する伝搬モードが維持されることを発見した。今回の結果から、電磁波のスピン軌道相互作用を操作する新たなプラットフォームが得られる。

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