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レーザープラズマフィラメントから放出された広帯域テラヘルツ波の偏光操作

Nature Photonics 12, 9 doi: 10.1038/s41566-018-0238-9

広帯域テラヘルツ波の偏光制御は、材料科学、医療や生物学での診断、近距離無線通信、公安などの多くの領域への応用に不可欠である。従来の偏光制御方法は、狭い帯域幅に限定され、効率も低い場合が多い。今回我々は、理論的研究と実験的研究に基づいて、気体プラズマでの二色レーザー法によって、楕円率、方位角、キラリティーを含め、楕円偏光テラヘルツ波の効果的な制御を実現できることを実証する。これは、基本周波数での円偏光レーザーとその直線偏光第二高調波、この2つのレーザー成分間の制御された位相差、レーザープラズマフィラメントの適切な長さによって達成される。我々の理論モデルと体系的な実験によって、楕円率と方位角の柔軟な制御が実証されている。これは、幅広い応用に適した広帯域テラヘルツ放射の偏光制御の独特かつ柔軟な方法になる。

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