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フェルミ・パスタ・ウラムの再帰現象の対称性の破れを明らかにする多波混合ファイバーコム

Nature Photonics 12, 5 doi: 10.1038/s41566-018-0136-1

光ファイバーでは、弱い変調が強いポンプ光を犠牲にして成長し、側波帯対の三角コムを形成し、この過程が反転するまで続くことがある。こうした変換と逆変換の繰り返しサイクルは、フェルミ・パスタ・ウラムの再帰現象と呼ばれる普遍的な非線形現象の1つである。しかし、こうした現象には自発的に対称性を破る性質があるため、異なる種類の再帰現象の共存を観察することは依然として大きな課題である。本論文では、ファイバー後方散乱光の後処理を介して周波数モードの振幅と位相の発展を再構成できる、新しい非破壊的手法を実施している。我々は、入力変調のシードの制御が、自発的な対称性の破れによって決まる位相空間構造から現れるさまざまな再帰的挙動をどのようにもたらすかを明確に観察している。今回提案する手法は、他の混合過程や、光ファイバーにおけるローグ波形成や波乱流の新しい領域の特性を評価する重要なツールである。

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