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相反的に感度が高くなるナノフォトニック光ジャイロスコープ

Nature Photonics 12, 11 doi: 10.1038/s41566-018-0266-5

光ジャイロスコープは、サニャック効果と呼ばれる相対論的現象を利用して回転速度を測定する。そうしたジャイロスコープは、ナノフォトニックプラットフォームへの小型化に有望な候補である。しかし、一般的に光ジャイロスコープの信号対雑音比は、熱揺らぎ、部品のドリフト、製造不一致によって制限される。微視的スケールでの信号強度が比較的弱いため、集積したナノフォトニック光ジャイロスコープはこれまで実現されていない。今回我々は、受動的光ネットワークの相反性を利用して、熱揺らぎと不一致を大幅に減らすことによって、全集積ナノフォトニック光ジャイロスコープを実証している。概念実証デバイスは、サイズが最先端の小型ファイバー光ジャイロスコープの500分の1であるにもかかわらず、30分の1の位相シフトを検出できる。従って、今回の方法は、光ジャイロスコープの性能を1桁から2桁向上できる。

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