In This Issue

ナノフォトニクスへの道

Nature Photonics 1, 6 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue57132

今年初めのPhotonics West会議で、ナノフォトニクスの分野に携わる科学者らが集まり、意見交換を行った。目的は、ナノフォトニクス分野の統合的な技術ロードマップを作製し始めることである。R KirchainとL Kimerlingが主張しているように、この分野の科学者による共同的かつ統一的な取り組みによってのみ、ナノフォトニクスの技術的可能性およびナノフォトニクス市場の潜在能力が最大となるであろう。科学者らは、ナノスケールで光を制御する方法を獲得することによって、無類の処理能力をもつ超小型超高速光集積回路の時代を先導できるかもしれない。しかし、まず電子集積回路業界が学んだ教訓を理解する必要がある。KirchainとKimerlingは、光学は電子工学を押しのけるべきではなく、むしろ二者は1つにまとまるべきであるという意見をもっている。ナノフォトニクスへの道における重大なマイルストーンは、光学素子の業界全体にわたる標準化と供給網全域における調整であろう。

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