In This Issue

光Wi-Fi

Nature Photonics 1, 5 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue56541

例えば、カフェや空港でコーヒーをすすりながら、ケーブルなしでインターネットにアクセスできる。そんな無線ホットスポットが便利であることに疑問の余地はない。残念ながら、通常データ送信に使用されるラジオ波またはマイクロ波の周波数によって、将来得られる最大データ転送速度が基本的に制限される。今月号では、オックスフォード大学のD O’Brienとロンドン大学インペリアルカレッジの共同研究者らが、切迫した帯域幅というボトルネックを克服可能な将来の代替技術、すなわち自由空間光通信について論じる。より高い周波数、したがってより高い帯域幅を提供する光領域へとシフトすることによって、光ホットスポットははるかに優れた性能をもたらす可能性がある。まだ克服しなければならない課題は残っているものの、光無線通信の可能性を過小評価すべきではない。

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