In This Issue

シリコンの成功

Nature Photonics 1, 4 doi: 10.1038/JnphotonInThisIssue07040102

2004年末と2005年初頭におけるシリコンラマンレーザーの初期の実証は、オプトエレクトロニクスの大成功として、そしてエレクトロニクスの世界とフォトニクスの世界が一つにまとまりつつある兆候として歓迎されたが、それらのレーザーの性能には限りがあった。今回H Rongらは、過去の報告と比較して、発振閾値、スロープ効率、バイアス電圧、出力を劇的に向上させる改良型設計のシリコンレーザーについて報告している。通信から分光やセンシングに至るまでさまざまな用途において、これらの改善がそのようなシリコンラマンレーザーの実用化への道を開くとRongらは主張している。またRongは、最終ページの著者へのインタビューの記事で、シリコンレーザーの研究と潜在的用途について本誌に語っている。さらに今月号は、シリコンフォトニクスのトピックに関する解説や論説を特集しており、その他の最近の結果に加えて、この分野の動機づけや課題、今後の展望が取り上げられている。

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