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金属被覆されたナノ共振器におけるレーザー発振

Nature Photonics 1, 10 doi: 10.1038/nphoton.2007.171

<p>金属空洞共振器は、光の波長と比べて著しく小さい体積に光を閉じ込めることができる。しかし、金属における損失が大きいため小さな金属空洞共振器でのレーザー動作は抑制されると一般的に考えられている。今回我々は、金薄膜に包まれた半導体へテロ構造体によって形成された電気励起金属被覆ナノ共振器におけるレーザー動作について初めて報告する。今回実証されたレーザーは、低閾値電流を示しており、これまで報告された最小の電気励起レーザーよりも寸法が小さい。寸法が最先端の電子トランジスタに匹敵し、低電力かつ高速で動作するため、デジタルフォトニックVLSIの基本素子として有力な候補である。さらに我々は、誘電体空洞共振器よりモード体積が小さい金属被覆ナノ共振器が中程度のQ値を持ちうることを示した。</p>

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