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2021年:パンデミック後の世界での研究と医療のトレンド

Nature Medicine 26, 12 doi: 10.1038/s41591-020-01146-z

どう見ても多過ぎる難問が一度にこの世界に降ってきた2020年が去ろうとしている。こんな年が終わるのはうれしいが、生物医学界はパンデミック(世界的大流行)によって大きく変えられてしまい、元の姿には戻れそうもない。だが研究者の「仕事」はいつものように続けて行かなくてはならない。世界各国の専門家に聞いたところ、彼らはほぼ共通して、2021年の生物医学研究には、以下のような6つのトレンドが生じるだろうと考えている。それらは「ニューノーマル」、「オープンリポジトリーの厳しい試練」、「免疫学は怒濤の勢い」、「神経変性疾患研究は時間を巻き戻せ」、「センターをとるのはデジタル静止画像」、「医学の新しい合言葉は『よくよく念入りに備えよ』」と呼べそうだが、具体的にはどんなことを指しているのだろうか。

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