Perspective

がん:がんと代謝、およびサーカディアンリズムの間に見えてきた関連

Nature Medicine 24, 12 doi: 10.1038/s41591-018-0271-8

概日時計は複雑な細胞機構であって、多様な代謝経路や遺伝子発現経路を制御することで、一連の生理学的循環過程を支配している。疫学データや臨床データによって、サーカディアンリズムの崩壊とがんとの関連が明らかにされており、これは最近の前臨床データによって裏付けられている。さらに、動物モデルや分子レベルの研究の結果からは、がんの代謝と概日時計の間の新たな関連もはっきり示されている。こうした関連は治療法と密接に関係しているため、本総説では時間薬理学に基づく戦略の設計について論じる。

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