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心毒性を培養細胞でチェック:個別化治療のための新しい手掛かり

Nature Medicine 22, 5 doi: 10.1038/nm.4095

乳がん患者にドキソルビシンを投与すると一部の患者に心毒性が現れる。新たな研究によって、心毒性副作用を経験した患者としなかった患者のそれぞれに由来するヒト誘導多能性幹細胞(hiPSC)から分化させた心筋細胞でも、ドキソルビシン感受性に違いが見られることが明らかになった。この結果は、個別化治療の開発や心毒性の予防に新たな道を開くものだ。

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