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血小板減少症:Ashwell-Morell受容体はJAK2-STAT3シグナル伝達を介して肝臓でのトロンボポエチン産生を調節する

Nature Medicine 21, 1 doi: 10.1038/nm.3770

肝臓のAshwell-Morell受容体(AMR)は脱シアリル化された血小板に結合してそれを除去することができる。今回我々は、血小板が血中を循環し老化していくにつれて脱シアリル化されることを明らかにする。脱シアリル化した血小板のAMRへの結合は、トロンボポエチン(TPO)とそのmRNAの肝臓での発現を誘導し、それによって血小板産生を調節する。エンドサイトーシスされたAMRは、in vivoおよびin vitroでJAK2(Janus kinase 2)と急性期応答性STAT3(signal transducer and activator of transcription 3)を介してTPO発現を制御する。こうした生理的フィードバック機構が新たに突き止められたことは、本態性血小板減少症や免疫性血小板減少症などの血小板疾患の病態生理の解明を進め、JAK1/2阻害に伴って見られる血小板減少症の機序の理解に役立つ。

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