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一人二役のプロテアーゼ:MMP-12はプロテアーゼと転写因子の両方となってウイルスと闘う

Nature Medicine 20, 5 doi: 10.1038/nm.3561

マトリックスメタロプロテイナーゼ12(MMP-12)がこれまで知られていなかった抗ウイルス能力を持つことが明らかになり、マトリックス再構成から宿主防御に至る、この酵素の幅広いレパートリーがさらに拡大することになった。D J Marchantたちは、ウイルス感染後にマクロファージがMMP-12を分泌することを明らかにした。このMMP-12は、Iκ Bαの転写因子としてインターフェロンα(INF-α)分泌を誘導し、もっと後には細胞外のINF-αを分解することで炎症を消散させるという2つの働きをして、抗ウイルス免疫を調節している。

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