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グルカゴンは肝臓のグルコース産生に「陰と陽」の作用を及ぼす

Nature Medicine 19, 6 doi: 10.1038/nm.3202

齧歯類を用いた最近の研究で、ホルモンであるグルカゴンの作用に関する新しい手掛かりが得られた。グルカゴンは、脳の内側基底視床下部領域を通じて作用して、肝臓のグルコース産生を抑制できることが明らかにされたのである。中枢神経系によるこうした調節機構は、高脂肪食を与えられているラットでは損なわれており、肥満、糖尿病もしくはその両方で見られる高血糖症には視床下部のグルカゴン抵抗性が関係しているかもしれない。

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